矯正治療について
矯正治療とは、
です。歯並びが悪いこと(不正咬合)のデメリット
- 歯並びの悪さがコンプレックスにつながり、人前で笑う(=歯を見せる)ことができなくなってしまう。
- 歯磨きが行き届かなくなり、虫歯や歯周病になりやすくなる。
- かみ合わせが悪いため食べ物を良くかめず、胃腸に障害を起こすことがある。
- 歯の並びは発音にも影響するため、正しい発音ができなくなる。
- 歯並びの悪さそのものが心理的なストレスとなり、精神的に落ち着かなくなる。
矯正治療を行うことのメリット
- 歯並びが矯正されることで口元も整い、表情が綺麗になる。
- 歯磨きがしやすくなるため、虫歯などの発生率を下げることができる。
- 食べものをよく噛めるようになるため、胃腸の消化を助ける。
- 安定した発音ができるようになる。
- 精神的にも安定し、心体ともに良い影響がある。
予防矯正
子供の矯正
咬合育成・予防矯正
予防矯正の重要性
- お子さんの顎骨の成長、顎を動かす筋肉の子供特有の柔軟性を活かして、最小限の矯正治療で済む場合があります。
- 永久歯の抜歯を避けられる可能性が高くなります。
- 子供の身体の成長(顎骨成長、身長の伸び具合等)発育を見てから、その子に合った治療計画が立てられます。
- 綺麗な歯並びにより、歯磨きがしやすくなり、虫歯予防に繋がります。
成人の矯正
健康な歯と歯茎があれば、何歳でも矯正治療は可能です。
矯正歯科認定医
担当医:吉田謙一 先生 (矯正歯科認定医) >ホームページはこちら
「矯正歯科認定医」とは?
実は一般の歯医者さんでも「矯正歯科医」を名乗ることも、「歯列矯正」を行うことも出来ます。しかし、現実には「歯列矯正」は専門知識と、経験が無くては非常に難しい分野で、技術的に専門医であることと、たんに名乗ることは別のことなのです。
そこで、「矯正歯科」の専門医制度をもうけ、「日本矯正歯科学会」が認定をした歯科医だけが「学会認定医」として認められ「矯正歯科認定医」として名乗ることが出来るのです。
「認定医」になるには、以下の条件が必要です。
- 5年以上日本矯正歯科学会の会員であること
- 2年以上大学の矯正科で研修した後、指導医の下で3年以上矯正歯科に専従すること
- 学会誌に独自論文を発表すること
- 認定試験に合格すること
治療症例
受け口(反対咬合)
受け口とは、咬み合わせた時に下の顎が上の顎より前側にある事です。 下顎前突と呼ばれます。
<術前>
上の歯より、下の前歯が出て逆さになっています。
食べにくかったり、引っかかったりします。
<術後>
<術前>
<術後>
<術前>
上の前歯の一本だけが、咬み合わせが上下反対になっています。
<術後>
乱ぐい(八重歯・叢生)
乱ぐい(八重歯・叢生)とは、歯が大きくなりすぎたり顎が小さすぎて、歯と顎の大きさの調和が取れないためにおきる症状です。
<術前>
前歯のガタガタが強く、歯磨きもしにくい状態で、前歯で上手く噛むことが出来ません。
<術後>
<術前>
こんなところから犬歯が出てきてしまいました。
<術後>
過蓋咬合
奥歯を閉じると、がぶりと前歯が深く噛み込み、下の前歯がほとんど見えなくなるくらい閉じすぎになる症状です。
歯と顎の大きさの調和が取れないためにおきる症状です。
<術前>
<術後>
交叉咬合
交差咬合とは、上下の歯のかみ合わせが横にずれている状態をいいます。
<術前>
下顎が右側にずれ、上下の歯の真ん中も違っています。
上下の歯のかぶさり方が逆になっています。
このまま成長していくと、下顎のバランスが崩れ、顔が歪んでしまいます。
<術後>
料金について
診断検査料 | 50,000円(税別) |
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矯正治療 | 700,000円(税別)~ |
来院時調整料 | 1,000円~5,000円(税別) |
※症例により異なりますのでご相談ください。
Q&A
矯正治療は何のためにするのですか?
矯正治療をすることで歯並びと口元がきれいになるだけでなく、歯の掃除がしやすくなるため、虫歯や歯周病を予防することができます。
また噛み合わせが機能的に改善され、心身の健康増進につながります。
さらに、歯並びの悪さがコンプレックスに感じていた人は矯正治療によりワンランク上の魅力的で品のある笑顔を手に入れた結果、自分への自信にもつながり、より豊かな人生と精神的余裕が得られます。
矯正治療は何歳から始めるの?
前歯4本が永久歯に生え替わった小学校低学年の時期を基準として矯正治療を開始いたします。
また、上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)など骨格に不正がある場合や、歯を抜かずに矯正治療で治すことを御希望の方は、早めに御相談されることをお勧めします。
矯正治療に年齢制限はありますか?
従来の考え方では、矯正治療は子供の頃に済ませるものと思われてきました。
しかし治療技術の進歩により現在では成人の方でも無理なく行うことが可能です。
また矯正装置に関しても目立たないクリアな装置や歯の裏側から(リンガル)の装置により自然に矯正治療を受けることができます。
歯を抜く必要があるのでしょうか?
健康な歯を抜くことは、確かに抵抗があります。
できるだけ歯を抜かずに全ての歯が機能的に咬み合うように並ぶことが理想ですが、歯と顎の大きさのバランスが悪い場合全ての歯を並べるのは不可能な場合があります。
まずは検査を行い歯や顎の大きさや形、歯の傾斜や位置などに口元の審美的な要素を考慮した上で最終的に患者さん自身の希望により、抜歯が必要かどうかを決定します。
無理に非抜歯で治療を進めれば、歯並びだけでなく骨格にまで深刻な影響を与えることがありますので、注意してください。
矯正治療は痛くないですか?
歯を動かす時に力が掛かりますので、個人差はありますが調節後2~3日は、歯が浮くような感じを覚える場合があります。
これは、歯が動き出している証拠ですので全く心配はいりません。